コウシュウお別れ会

年中の女の子が「コウシュウお空でお散歩しているかな？」と思い出したように言いました。それはコウシュウのお別れ会の翌日の給食の時間。

南畑牧場が出来て間もなく、姉妹ヤギのカイジとコウシュウがブドウ園から来ました。（だから甲斐路と甲州）

元気いっぱいのヤギでしたが、この年中の女の子が南畑牧場に行くようになったころには、すっかり優しいおばあさんヤギになり、のんびりお散歩をして、園児が持ってくる草をおいしそうに食べたりしていました。９月末頃から寝たきりになってしまいましたが、体を撫でてあげ、大好きなブドウの葉を食べやすいように口元に運んだり、摘んできたお花でお部屋を飾ってあげたり、子どもたちも大人も沢山お世話をしていました。10月21日に亡くなり、23日に南畑牧場でお葬式を行うことになりました。そのことを年長さんにお知らせしていたら、体調不良で保育園はお休みするけれど、コウシュウにお別れのお手紙を届けたいと、おうちの方が手紙を持ってきてくださり、コウシュウが大好きだった小学生も学校が振休だったので、ご家族でお別れしたいと来てくれました。年中・年少さんは車が出発する時間までたくさんお手紙を書いてくれていました。生き物と共に育ち、暮らすことを体験してきた子ども達の、思いやりといたわりの気持ちが伝わる１カ月でした。たくさんのお花とみんなのお手紙と一緒に天国に行ったかな？そして女の子が言うようにお空で先にお空に行ったカイジと仲良くお散歩しているといいな。