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創園長おたより

 滝山しおん保育で毎月発行している園だよりに掲載された記事です。

023年11月号

『「しおんならでは」のもの

 毎年秋は、新年度の入所のための見学の希望が増えます。見学者の案内は通常園長の私が対応しています。園舎内のツアーをしながら、滝山しおん保育園についていろいろお話しします。各クラスの定員や開所時間、早番遅番や延長保育、法人の活動などの基本的な情報の他に、「しおんならでは」の保育内容や、それをなぜそうしているかについて、短くお話ししていきます。

 

 四角い教室のような保育室が無い、縦割りで園全体が大家族のような雰囲気、給食は日本の伝統食で無添加手作り、畑で給食の野菜を育てている、布おむつ、礼拝の時間、山羊や鶏たちがいる南畑牧場、二泊三日の年長児合宿、保護者も一緒に楽しむレクリエーション大会のような運動会やお祭り、などなど。

 

 他の保育園を先に見学している方は、ずいぶんびっくりされますが、遊んでいる子どもたちや職員たちの雰囲気、園舎全体の雰囲気などを共感も持ってくださる方も多くいらっしゃいます。その中からご縁があって入園する子どもがいるといいなと思っています。

 

 いろいろな活動の中で、行事には「しおんならでは」の部分がとても多くあります。先月は二つの大きな行事、運動会と秋祭りがありました。どちらも天気に恵まれて開催できました。

 

 運動会では、保護者の皆さんが子どもたちと一緒に楽しんでいらっしゃる笑顔がたくさん。子どもたちからも「運動会、楽しかったね!」との声が翌週の保育の中で多く聞こえてきました。また、たくさんの卒園児たちの参加も嬉しいことです。子どもの成長発達に寄り添えることの素晴らしさを感じることのできる時間です。

 

 今年も竹登りに取り組む年長児たちの姿がありました。年長児一人ひとりの個性が輝いた素晴らしい竹登りでした。よくスポーツ選手が「感動を与えたい」というようなことを言いますが、いつも違和感を持ちます。「感動」は「与える」ものではなく、「する」もの。年長児たちが竹を登っている姿を見て「感動した」人は多かったのだと思います。もちろん年長児たちは観ている人たちを「感動させよう」とは、全く思っていません。

 

 秋祭りも良いお天気のなか、秋の「しおんならでは」のいろいろな体験ができたと思います。美味しもの、美しいもの、楽しいものがたくさんでした。販売や片付けなども含め、保護者の皆さんにたくさん手伝っていただき感謝です。

 

 そして秋の遠足も終え、「しおんならでは」クリスマスへ向かっての活動が始まります。

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